セパタクローは難しい?始めたい人が押さえたいコツ

セパタクローは「足のバレーボール」とも呼ばれるアクロバティックなスポーツですが、未経験者にとっては難しそうなイメージがあるかもしれません。
実際にセパタクローの難しいところとして、ボールコントロールの精度や柔軟性、空中でのプレー技術が求められる点が挙げられます。
しかし、正しい練習を積めば初心者でも楽しめる競技です。
この記事ではセパタクローを始めたいと考えている人に向けて、基本ルールやポジションの種類、サーブの打ち方、アタックの打ち方、レシーブのコツなどを詳しく解説します。
また、オリンピックや大会はあるのか、セパタクローの魅力はどこにあるのかといった疑問にも答えていきます。
さらに、日本国内で教えてくれる教室はあるのか、初心者でも学べる環境が整っているのかについても紹介します。
セパタクローを題材にした漫画や、かっこいいスーパープレイ動画なども取り上げるので、競技の雰囲気をつかむ手助けになるでしょう。
セパタクローの魅力を知り、実際に始めてみたいと思う方に役立つ情報をまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- セパタクローの難しい点と初心者が直面する課題
- 競技の基本ルールやポジションごとの役割
- サーブ、アタック、レシーブなどの基本技術とコツ
- 国内外の大会情報や教室、学べる環境の有無
セパタクローは難しい?始めたい人のための基本情報
- セパタクローの難しいところ
- セパタクローを始めたい人が知るべきポイント
- 覚えておきたい基本ルール
- ポジションの種類と役割
- サーブの打ち方と基本テクニック
- レシーブのコツを押さえよう
- アタックの打ち方とコツ
セパタクローの難しいところ

イメージ画像:チヨコスポーツ
セパタクローは先述したように「足のバレーボール」とも称されるユニークな競技ですが、その難易度の高さに驚く人も多いです。
特に初心者にとっては、いくつかの壁を乗り越える必要があります。
まず、ボールコントロールの難しさが挙げられます。
セパタクローのボールはプラスチック製で編み込まれており、中が空洞のため軽いですが、反発力が高く硬いため、思い通りに扱うには高い技術が必要です。
サッカーのようにドリブルをするわけではなく、常に空中でコントロールしなければならないため、繊細なタッチが求められます。
次に股関節の柔軟性と身体の使い方が重要になります。
セパタクローでは、足を高く上げる動きが多く、特にアタックやサーブでは180度近く足を開く場面もあります。
日常生活では使わない筋肉や関節を駆使するため、未経験者がいきなり挑戦すると動きに制限が生じ、プレーの幅が狭くなってしまいます。
そのため、基本練習の前にストレッチや柔軟トレーニングが不可欠です。
さらにポジションごとの専門性が高いことも難しさの一因です。
セパタクローは3人制の競技で、サーバー・トサー・アタッカーの役割が明確に分かれています。
例えば、トサーはボールを正確な位置にトスする能力が求められ、アタッカーは空中での強力なシュート技術が必要です。
どのポジションも習得に時間がかかるため、短期間でマスターするのは難しいでしょう。
最後に試合展開のスピードも初心者にはハードルになります。
ボールの飛ぶスピードが速く、特にアタックは100km/hを超えることもあります。
反応速度や瞬時の判断力が要求されるため、経験の浅い選手は試合の流れについていけず、プレッシャーを感じることがあります。
このように、セパタクローには技術・柔軟性・判断力など、さまざまなスキルが求められます。
しかし、正しいトレーニングを積めば上達できる競技でもあるため、難しさを理解した上で、根気よく練習を重ねることが大切です。
セパタクローを始めたい人が知るべきポイント
セパタクローに興味を持ち「始めてみたい!」と思ったら、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
初めて挑戦する人でもスムーズに練習を進められるよう、必要な準備や基礎知識を確認しておきましょう。
基本ルールやそれぞれのポジションの役割、サーブ・レシーブ・アタックの技術面について項目に分けて詳しく解説します。
覚えておきたい基本ルール

イメージ画像:チヨコスポーツ
セパタクローはバドミントンコートと同じ広さのコートを使用し、ネットを挟んで3人対3人で競い合うスポーツです。
ルールはバレーボールに似ていますが、手や腕を使えないなど独特の要素もあります。
ここでは、バレーボールと比較しながら基本ルールを紹介します。
1. 試合の概要
- バドミントンコートと同じ広さ(13.4m × 6.1m)のコートを使用
- ネットを挟んで3人対3人で試合を行う
- ルールはバレーボールに似ているが、手や腕の使用は禁止
2. 試合の流れ
- サーブで試合開始
- 3回以内のボールタッチで相手コートに返す
- 1人が連続で3回までボールに触れることが可能
3. ボールタッチのルール
- 手や腕の使用は禁止
- 足、頭、肩、背中などを使ってプレー
- 足の内側(インサイド)や足の甲(インステップ)を使ったボールコントロールが基本
4. ポジションと役割
- サーバー:サーブを担当
- トサー:トスを上げる役割
- アタッカー:アタックを決める役割
- サーブでのポジションローテーションはなし
5. 得点のルール
- 15点先取のラリーポイント制(2024年2月1日にルール改正)
※以前のルールでは21点 - 2セット先取で勝利
- デュース(14-14)になった場合、最大17点までプレー
- サーブは1回ごとに交代(2024年2月1日にルール改正)
※以前のルールでは3回ごとの交代
6. 反則行為
- サーバーの軸足がサービスサークルから出ると反則
- ネットに直接触れると反則
- コート外にボールを出すと反則
- 4回以上ボールに触れると反則
- 反則時は相手に得点が入る
ポジションの種類と役割
セパタクローには3つのポジションがあり、それぞれが明確な役割を持っています。
試合中にポジションを交代することはなく、各プレイヤーが自分の役割を果たすことが求められます。
まず、サーバーは試合の流れを作る重要なポジションです。
ネットから少し離れた後方の位置に立ち、サーブを担当します。
セパタクローのサーブは単なる試合のスタートではなく、相手にプレッシャーをかける攻撃の一部と考えられています。
そのため、サーブの精度や威力を磨くことが重要です。
次にトサーは試合のリズムを作る司令塔のような役割を果たします。
相手の動きを見ながら、味方のアタッカーが攻撃しやすい位置にボールをセットすることが求められます。
また、レシーブの際にも重要な役割を担い、相手の攻撃を正確に処理してチームの攻撃へとつなげます。ボールコントロールの精度が非常に重要なポジションです。
最後にアタッカーは得点を決める花形のポジションです。
空中でのプレーが多く、オーバーヘッドキックのようなダイナミックな技を駆使して相手コートにボールを叩き込みます。
アタックの際には、ジャンプ力や柔軟性に加え、相手の守備を見極める戦術眼も必要になります。
これらの3つのポジションが協力し合うことで、チームとしてのプレーが成り立ちます。
自分に合ったポジションを見つけ、それぞれの役割に応じたスキルを磨くことが大切です。
サーブの打ち方と基本テクニック
セパタクローのサーブは、試合の流れを左右する重要なプレーです。
サーバーは、できるだけ相手にとって取りづらいサーブを打つことが求められます。
サーブにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
インステップサーブは、足の甲を使って強力なサーブを打つ方法です。
ボールにしっかりと力を加えることで、速いスピードと鋭い軌道を生み出せます。
特に相手の守備を崩す目的で使われることが多いサーブです。
インサイドサーブは、足の内側を使ってコントロール重視のサーブを打つ方法です。
威力はインステップサーブに比べると落ちますが、コースを狙いやすく、相手の意表を突く戦略的なサーブとして活用できます。
フェイントサーブは足の裏で軽くボールを弾き、ネット際に落とすサーブです。
このサーブは相手の意識が後方に向いているときに効果的で、タイミングをうまくずらすことで直接得点を狙うことも可能です。
サーブを成功させるためには軸足の位置を安定させ、ボールを蹴るタイミングを正確に合わせることが重要です。
また、相手の守備の弱点を見抜き、適切なサーブを使い分けることで試合を有利に進めることができます。
「セパタクローとは?」サーブ編#セパタクロー #創作漫画 #オリジナル pic.twitter.com/ZjzpKa2Y5c
— あじな優 (@HITORI22) December 12, 2020
レシーブのコツを押さえよう
セパタクローでは相手の強力なサーブやアタックを正確にレシーブすることが重要です。
特にボールの軌道が速く、コントロールが難しいため、正しい技術とポジショニングが求められます。
まず、レシーブの基本として、足のインサイド(内側の面)を使うことがポイントです。
インサイドは最も安定した接触面を作れるため、ボールを正確にコントロールしやすくなります。
初心者は、まずインサイドでボールを受ける練習を重ねることが大切です。
また、ボールの勢いを自然な形で受けることも重要です。
強く当てすぎるとボールが意図しない方向に飛んでしまうため、足を柔らかく使い、クッションのように吸収する感覚を身につけましょう。
ポジショニングもレシーブの精度を高めるポイントです。
相手のサーブやアタックの方向を予測し、適切な位置に移動しておくことで、余裕を持ってレシーブができます。
焦って体勢が崩れるとミスにつながるため、落ち着いてボールに向かうことが大切です。
最後にレシーブ後の動きを意識することも忘れてはいけません。
ボールを高く正確にトスし、次のプレーにつなげることを心掛けることで、チーム全体のプレーの質が向上します。
アタックの打ち方とコツ
アタックはセパタクローの最もダイナミックで華やかなプレーの一つです。
強力なアタックを決めるためには、正しい打ち方とコツを習得することが重要です。
まず、シザースアタックは最も一般的な攻撃方法の一つです。
ジャンプの際に両足を交差させることでバランスを取りながら、高い打点でボールを蹴り込みます。
このアタックのメリットは、相手コートの状況を確認しながら打つことができる点です。
精度を高めるには、トスの高さとタイミングを合わせる練習が必要です。
一方、ローリングアタックは空中でバク転をするような動きでボールを打ち込む技術です。
このアタックはスピードとパワーに優れており、相手の守備を突破しやすい特徴があります。
しかし、ジャンプのタイミングや体の回転を正確にコントロールすることが難しく、高度な技術が求められます。
アタックの精度を上げるためには、柔軟性と跳躍力を鍛えることも欠かせません。
股関節の柔軟性が低いと高く足を上げることができず、十分な威力のアタックが打てないからです。
日々のストレッチや体幹トレーニングを行い、安定したフォームを身につけることが重要になります。
また、相手のブロックを回避するための戦略も必要です。
例えば、コースを打ち分けることで相手の意表を突くことができます。
力任せに打つのではなく、相手の守備の穴を見つけ、狙いを定めてアタックすることが勝利につながります。
セパタクローのアタックは単なるパワープレーではなく、技術と戦略が組み合わさった高度なプレーです。
基本を押さえながら、試合で活かせる実践的な練習を積むことが大切です。
「セパタクローとは?」サーブ編#セパタクロー #創作漫画 #オリジナル pic.twitter.com/ZjzpKa2Y5c
— あじな優 (@HITORI22) December 12, 2020
セパタクローは難しい?始めたい人の疑問を解決
- セパタクローの魅力はどこ?
- 専用のシューズはある?選び方のポイント
- 教えてくれる教室はある?
- オリンピックや大会はある?
- セパタクローを題材にした漫画が面白い
- かっこいいスーパープレイ動画をチェック
セパタクローの魅力はどこ?
セパタクローは他のスポーツにはない独自の魅力を持つ競技です。
高度なテクニックが求められる競技でありながら、初心者でも挑戦しやすい点や、ダイナミックなプレーが観る者を惹きつける要素となっています。
ここでは、セパタクローの主な魅力について紹介します。
まず、最大の魅力はアクロバティックなプレーにあります。
セパタクローでは、ジャンプや回転を取り入れたアタックが特徴的で、まるで格闘技や体操競技のような動きが求められます。
特に「ローリングアタック」と呼ばれる空中での回転シュートは、まるで漫画の世界の技のように見え、多くの人を驚かせるプレーの一つです。
次に戦略性の高さもセパタクローならではの魅力です。
バレーボールに似たルールを持ちながらも、手を使えないため、足や頭を駆使してボールをコントロールする必要があります。
相手の動きを見極めどのタイミングで攻めるのか、どのポジションにボールを落とすのかを考えながらプレーするため、ただのフィジカル勝負ではなく、知的なスポーツの側面もあります。
さらに、セパタクローは個人技とチームワークの両方が重要なスポーツです。
ポジションごとに明確な役割があり、個々のスキルを磨くことが求められる一方で、チームの連携なしでは試合に勝つことはできません。
特にトサーとアタッカーの息の合った連携が得点の鍵を握るため、コミュニケーションがとても大切です。
また、意外かもしれませんが初心者でも始めやすい点も魅力の一つです。
確かにセパタクローは難しいスポーツですが、基本となるリフティングやレシーブの動きは、練習を重ねれば習得できます。
特にボールコントロールの基礎を学べば、サッカーやバレーボールの経験がなくても十分に楽しめる競技です。
最後にセパタクローは世界的に人気のあるスポーツであることも魅力の一つです。
特に東南アジアでは国技とされており、国際大会も開催されています。
近年では日本でも注目が集まっており、国内リーグの設立や普及活動が進んでいます。
国際的な舞台で活躍する機会も広がっており、新しいスポーツに挑戦したい人にとっては魅力的な選択肢になるでしょう。
セパタクローは華麗なプレー・戦略性・チームワーク・初心者の挑戦しやすさ、そして国際的な広がりを持つ、非常に奥深いスポーツです。
一度体験してみると、その魅力に引き込まれること間違いありません。
専用のシューズはある?選び方のポイント

イメージ画像:チヨコスポーツ
セパタクローには専用のシューズが存在し、これらは競技の特性に合わせた設計が施されています。
適切なシューズを選ぶことでプレーのパフォーマンスを向上させ、より快適に競技を楽しむことができます。
以下では、専用シューズの特徴と選び方のポイントについて詳しく説明します。
主な特徴
- ソール(靴底)
- 平らで比較的薄く、やや硬めの設計
- ボールコントロールの安定性を高めるため
- 軽量性とフィット感
- 素早い動きやジャンプに対応
- 足との密着度が高く、細かい動きを伝えやすい
- アッパー部分
- 軽量で通気性の良い素材を使用
- 足の動きを妨げず、快適性を確保
グリップ力
- 屋内用:滑りにくいゴム素材のソールが適している(体育館などのフローリング向け)
- 屋外用:耐久性のある素材を選び、地面をしっかり捉えられるデザイン
代替シューズ
専用シューズが入手困難な場合、以下のような代替品が考えられます:
- フラットソールのスニーカー(例:コンバース、バンズのローカットモデル)
- バドミントンシューズ(軽量で動きやすい特性がセパタクローに適している)
ランニングシューズやバスケットボールシューズなど、クッション性の高いシューズは避けるべきです。
ブランドと入手方法
- タイのブランド
- ナイヤン(ナイアン):最も一般的
- Marathon(マラソン)、Pan(パン):他の人気ブランド
- 入手方法
- 東南アジアの市場で広く流通
- 日本国内では、インターネット通販などで購入可能
サイズ選びのポイント
- ジャストサイズを基本とするが、つま先に少し余裕(0.5-1cm程度)を持たせる
- 試着時は実際のプレー姿勢を想定し、足の動きを確認する
- 足幅にも注意を払い、締め付けすぎないよう注意する
セパタクローのシューズ選びは、プレーの質と快適性に大きく影響します。
専用シューズが理想的ですが、入手が難しい場合は上記の代替案を参考にしながらできるだけ競技に適したものを選びましょう。
自分の足に合ったシューズを見つけることが、快適なプレーを楽しむ第一歩となります。
教えてくれる教室はある?

イメージ画像:チヨコスポーツ
セパタクローを始めたいと思ったとき、どこで学べるのか気になる人も多いでしょう。
セパタクローは日本ではまだマイナーなスポーツですが、全国各地で教室やクラブチームが存在しており、初心者向けの指導を受けられる環境も整っています。
ここでは、セパタクローを学べる場所や探し方について紹介します。
日本セパタクロー協会の情報
まず、日本セパタクロー協会の公式ウェブサイトが重要な情報源となります。
協会のサイトには登録チームの一覧が掲載されており、これを利用して自分の近くのチームを探すことができます。
協会は競技の普及を目的としているため、これらのチームの多くが初心者向けの指導も行っています。
地域での教室
地域によっては定期的に一般向けの講習会が開催されています。
例えば、東京都の世田谷区や港区では月に1度、セパタクローの講習会が行われているという情報があります。
また、愛知県セパタクロー協会のように、体験会やデモンストレーション、講習会を積極的に開催している地域協会もあります。
プロチームによるスクール
プロチームが運営するスクールも学びの場として注目されています。
特に東京ヴェルディのセパタクロースクールは、経験豊富な指導者から本格的なトレーニングを受けられる場所として知られています。
2025年3月までと4月以降で場所や日程が変更になる予定ですので、最新の情報は公式サイトで確認するとよいでしょう。
その他の教室
レッズランドが主催する「みんなのセパタクロー教室」は毎週日曜日に開催されており、定期的に参加できる機会を提供しています。
このような定期開催の教室は、継続的に学びたい人にとって理想的な選択肢となります。
大学のサークルや地域のスポーツクラブ
大学にはセパタクロー部やサークルが設立されていることが多く、学生だけでなく社会人でも参加できることがあります。
また、地域のスポーツクラブでセパタクローの練習会を行っているケースもあるので、地元のスポーツ施設や体育館の情報をチェックしてみるのも良いでしょう。
年齢制限と初心者への配慮
多くの教室やスクールが年長児から大人まで幅広い年齢層を対象としており、ほとんどが初心者歓迎を強調しています。
そのため、年齢や経験を問わず、気軽に参加できる環境が整っています。
情報の入手方法
セパタクローの教室や練習会の情報は、各団体の公式サイトやSNSで最新の情報を確認するのが最も確実です。
また、地域のスポーツ協会のウェブサイトやSNSも、地元の教室や体験会の情報を得るのに役立ちます。
セパタクローを学ぶ機会は確かに存在し、初心者でも参加しやすい環境が整っています。
まずは体験会や初心者向けの講習に参加し、基本的な動きを身につけることから始めてみましょう。
地域によって利用できる施設や教室の種類が異なる可能性があるので、自分に合った学びの場を探してみてください。
オリンピックや大会はある?

イメージ画像:チヨコスポーツ
セパタクローは世界的に競技人口が増加しているスポーツですが、現時点ではオリンピックの正式競技には採用されていません。
しかし、国際セパタクロー連盟(ISTAF)は2026年までにオリンピック競技にすることを目標としており、様々な国際大会や国内大会が開催されています。
ここでは、セパタクローの主要な大会と最新の動向について紹介します。
国際大会
- ISTAF世界選手権/タイ国王杯(キングスカップ)
最も権威ある国際大会の一つで、毎年タイで開催されます。
世界中の代表チームが競い合い、アジア以外にもヨーロッパやアメリカのチームが参加します。
2025年の第38回大会は7月20日から27日にタイのコラートで開催予定です。 - アジア競技大会
4年に1度開催されるアジア最大のスポーツイベントで、セパタクローは1990年から正式競技として採用されています。
特にタイ、マレーシア、インドネシアといった東南アジア諸国が強豪国として活躍しており、ハイレベルな試合が繰り広げられます。 - SEAゲームズ(東南アジア競技大会)
1965年から正式競技として採用されているこの大会は、東南アジア諸国を中心に行われます。
2025年大会は12月9日から20日にタイで開催予定で、チームレグ、レグ、クアドラント、フープ、チンロン(リンキング)の種目が実施されます。 - アジアカップセパタクロー選手権2025
2025年5月にマレーシアのクアラルンプールで開催予定で、タイを含む15カ国が参加を確認しています。 - ISTAFワールドカップとISTAFスーパーシリーズ
2011年にISTAFが立ち上げた国際大会で、世界規模での競技力向上を図っています。
日本国内の状況
日本では約20年前からセパタクローが根付き始め、大学や高校にチームがあります。
全国大会では、北海道、新潟、大阪、東京などから男子80チーム、女子50チームほどが参加しています。
全日本セパタクロー選手権は国内最大の大会で、全国のトップレベルの選手が集まり、日本一を競い合います。
また、初心者向けの大会やオープントーナメントも開催されており、競技を始めたばかりの人でも試合経験を積むことができます。
地方のクラブチームが主催する大会では、経験者と一緒にプレーしながら実戦を学ぶ機会が得られます。
今後の展望
セパタクローの国際的な認知度と競技人口は着実に増加しています。
ISTAFは75カ国への普及を目指しており、オリンピック採用に向けて努力を続けています。
2025年以降も多くの国際大会が予定されており、競技の更なる発展が期待されます。
オリンピックの正式競技にはまだなっていないものの、セパタクローはアジアを中心に数多くの国際大会が開催されており、競技の普及とともに大会の規模も拡大しています。
今後、さらなる競技人口の増加や国際的な関心の高まりによって、オリンピック競技として採用される可能性も十分に考えられるでしょう。
セパタクローの競技人口について、こちらの記事でまとめています。

セパタクローを題材にした漫画が面白い
セパタクローを題材にした漫画は多くはありませんが、セパタクローを知らない人でも楽しめるようなストーリー構成や迫力ある試合描写が特徴です。
特にセパタクローのダイナミックなプレーや、競技特有の戦略を細かく描いた作品は、競技経験がない人でも楽しみながらルールを学ぶことができます。
おすすめしたい漫画が先ほどから登場はしていましたが、こちらになります。
あじな優さんがX(旧ツイッター)で描いている作品「セパタクローとは?」です。
2020年11月ごろから投稿開始、2023年9月に137話で完結しています。
「セパタクロー女子」#創作漫画 #オリジナル #セパタクロー#習作 #練習 pic.twitter.com/ITHVYtn3kX
— あじな優 (@HITORI22) November 7, 2020
新入部員の瀬波(せなみ)さんにセパタクローとはなんぞやを説明していく内容です。
重度な運動音痴と思い込みの瀬波さんとのやり取りがたまらなく面白いです。
経験者だからこそわかる小ネタも満載で、始めたらどんな感じなのかわかりやすいですね。
動画に負けず劣らずの迫力あるプレー場面も描かれていますので、セパタクローの魅力も伝わってきます。
セパタクローに少しでも興味があるなと思う方にはまずこちらを読んでいただきたいです。
かっこいいスーパープレイ動画をチェック
セパタクローの試合では、まるでアクション映画のようなスーパープレイが次々と飛び出します。
特に空中でのアクロバティックな動きや、予想を超えるトリックプレーは、見ているだけでも興奮するものばかりです。
さっそくスーパープレイ動画を紹介します。
神業アタック
拾い続けるラリー地獄。
セパタクローを始めたい人へ、難しさと魅力を解説
ポイントをまとめます。
- セパタクローは足のバレーボールと呼ばれ、空中プレーが多い競技
- ボールはプラスチック製で軽くて硬く、コントロールが難しい
- 股関節の柔軟性が求められ、足を高く上げる動作が多い
- 3人制でサーバー、トサー、アタッカーのポジションが固定される
- 15点制のラリーポイント方式で、2セット先取で勝敗が決まる
- 手や腕の使用は禁止され、足、頭、背中などを使う
- サーブは相手の守備を崩す重要な役割を持ち、種類が多い
- アタックはダイナミックな技が特徴で、ローリングアタックが代表的
- レシーブは足のインサイドを使い、ボールを正確にコントロールする
- セパタクロー専用のシューズがあり、薄いソールと軽量性が特徴
- 日本セパタクロー協会の公式サイトで教室や体験会の情報を確認できる
- アジア競技大会や世界選手権などの国際大会が開催されている
- 日本でも全国大会やオープントーナメントが行われている
- セパタクローを題材にした漫画があり、初心者にも分かりやすい
- スーパープレイ動画では、驚異的なアクロバット技が楽しめる