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ラクロス発祥の国と競技人口の推移や日本代表の成績を紹介

ラクロス発祥の国
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ラクロスは「地上最速の格闘球技」とも呼ばれ、世界各国で親しまれているスポーツです。

ラクロスの発祥の国はどこかと気になって検索する人も多いでしょう。

起源は北米先住民族が戦闘訓練や宗教儀式の一環として行っていた競技にさかのぼります。

17世紀にはフランス人宣教師がこの競技を「ラクロス」と名付け、近代スポーツとして発展しました。

では、ラクロスの本場はどこなのでしょうか。

現在、特に競技が盛んな国としては発祥国であるカナダをはじめアメリカ・オーストラリア・イギリスなどが挙げられます。

中でもアメリカでは競技人口が80万人を超え、プロリーグも存在するほどの人気を誇っています。

一方、日本にラクロスが導入されたのは比較的最近のことです。

いつ日本に来たのかという歴史を振り返ると、1986年に慶應義塾大学が初めてチームを結成し、翌年には日本ラクロス協会が設立されました。

それ以降、大学生を中心に競技が広まり、日本の競技人口も増加しています。

現在では約1万7千人の選手が活動しており、国際大会でも実績を積み重ねています。

本記事ではラクロスの発祥や歴史や本場とされる国々、そして日本の競技人口の推移について詳しく解説します。

ラクロスの背景を深く知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

記事のポイント
  • ラクロスの起源が北米先住民族にあること
  • カナダを中心にルールが整備され、世界に広まったこと
  • 日本でのラクロスの歴史と競技人口の推移
  • 世界のラクロス強豪国と国際大会での日本の成績

ラクロス発祥の国はどこ?歴史と起源を解説

  • ラクロス発祥の起源は北米先住民族にあった
  • いつ日本に来たのか?ラクロスの歴史
  • 日本の競技人口の推移と現状
  • ラクロス経験者の有名人
  • ラクロスの棒の名前はなに?

ラクロス発祥の起源は北米先住民族にあった

ラクロス発祥の国 起源は北米先住民にあった

イメージ画像:チヨコスポーツ

ラクロスの発祥の起源は北米先住民族にあり、12世紀にさかのぼります。

当時の彼らにとってラクロスは単なる競技ではなく、戦闘訓練や宗教的な儀式の一環として行われていました。

この競技は広大な土地を使い、数百人から数千人以上の選手が参加する大規模なものでした。

ボールは木製でスティックには鹿の腱を編んだネットが張られており、先住民族は試合の際に体や顔にペイントを施していたと伝えられています。

当時のラクロスにはある目的がありました。

それは、戦士たちの戦闘技術を鍛えることです。

競技を通じて俊敏性やチームワークが養われ、戦争を避けるための代替手段としても利用されていました。

また、病気の治癒や部族間の和解の儀式としても行われるなど、社会的な役割も持っていました。

この伝統的な競技を目にしたのが、17世紀にカナダへ移住したフランス系宣教師たちでした。

特に、1637年にジャン・ド・ブレボフがこのゲームを「ラクロス」と名付けました。

彼らは次第にルールを整備しながらスポーツとして発展させていきました。

その後、19世紀にカナダで近代ラクロスのルールが確立され、国技として認められます。

そして、欧米を中心に世界中へと広まっていきました。

ラクロスは単なるスポーツではなく、歴史と文化を内包した競技であることがわかります。

いつ日本に来たのか?ラクロスの歴史

日本におけるラクロスの歴史は比較的新しく、1986年に正式に導入されました。

ラクロスが日本に入ってきた背景には、大学生の積極的な活動が関係しています。

アメリカやカナダへ留学していた日本の学生たちが現地でラクロスを体験し、その魅力を持ち帰ったことがきっかけです。

最初にラクロスを取り入れたのは慶應義塾大学で、1986年にチームを結成しました。

そこから徐々に全国の大学へと広まっていきます。

1987年には日本ラクロス協会(JLA)が設立され、公式な競技団体が発足しました。

日本国内での最初のラクロス試合は1987年10月に開催されました。

翌年、1988年には国内初のリーグ戦が開催され、現在では全国規模の大会が開催されています。

1994年には日本代表が初めて世界大会に出場し、以来国際舞台での成績を伸ばしてきました。

特に2010年の世界選手権では、日本代表が4位という快挙を成し遂げ、競技レベルの向上が証明されました。

現在、日本のラクロスは大学生を中心に発展を続けており、高校生や社会人チームも増加しています。

新たな競技人口を獲得するための普及活動も進められ、将来的にはさらに大きな成長が期待されています。

日本の競技人口の推移と現状

ラクロス 日本の競技人口の推移と現状

イメージ画像:チヨコスポーツ

日本におけるラクロスの競技人口は、導入当初はごくわずかでしたが、現在では約1万7千人にまで増加しています。

この成長の背景には、大学を中心とした普及活動が大きく影響しています。

1986年に日本へラクロスが導入されて以来、大学生を中心に競技者が増加しました。

特に1990年代以降、大学のサークルとしてラクロスが定着し、日本ラクロス協会(JLA)の主導で全国大会が整備されたことで、競技人口が飛躍的に増えました。

一方で、競技人口の増加には課題もあります。

日本ではラクロスが「カレッジスポーツ」としての認知が強く、大学卒業後に競技を続ける選手は限られています。

そのため、社会人チームやジュニア向けの育成プログラムを強化する必要があります。

また、世界的に見ても日本の競技人口は決して多くはありません。

アメリカでは80万人以上の競技人口を誇る一方、日本ではまだ成長途上のスポーツといえます。

しかし、近年では女子ラクロスの活躍が目立ち、2022年の世界選手権では日本女子代表が5位に入るなど、着実に競技力は向上しています。

今後の課題としては、より低年齢層への普及と社会人チームの強化が挙げられます。

特に、2028年のロサンゼルス五輪で6人制ラクロス(SIXES)が正式種目として採用されることで、日本国内でのラクロスの認知度がさらに向上する可能性があります。

このように、日本のラクロスは成長を続けていますが、さらなる発展のためには競技の魅力を広く発信し、継続的な育成環境の整備が不可欠となるでしょう。

ラクロス経験者の有名人

ラクロスは日本ではまだ発展途上のスポーツですが、実は有名人の中にも経験者がいます。

ここでは、ラクロスをプレーしていたことで知られる有名人を紹介します。

岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS)

岩田剛典さんは、慶應義塾高校時代にラクロス部に所属していました。

当時のラクロス部は高校からしか入部できる部活動であり、初心者が多かったことも魅力だったとのこと。

彼はその後、U19の指定強化選手に選ばれるほどの実力を持ち、日本ラクロス協会の公式アンバサダーにも就任しました。

高校時代に培ったチームワークや競技精神が、現在のエンターテイメント業界での活躍にも活かされているといえるでしょう。

ゆいP(おかずクラブ)

お笑いコンビ「おかずクラブ」のゆいPさんも、大学時代にラクロスを経験していました。

桜美林大学の女子ラクロス部で主将を務めるほど熱心に取り組み、大学生活の中心がラクロスだったと語っています。

特に彼女はフィジカルの強さを活かし、相手選手との競り合いで活躍していたそうです。

現在は芸人として活躍していますが、学生時代にラクロスに打ち込んだ経験が、粘り強さや努力を続ける力につながっているのかもしれません。

おばたのお兄さん

お笑いタレントとして人気の「おばたのお兄さん」も、ラクロス経験者の一人です。

彼は日本体育大学でラクロス部に所属し、ゴールキーパーとして活躍しました。

関東学生リーグでは最優秀ゴールキーパーに選ばれたこともあるほどの実力者です。

もともとは野球をしていましたが、怪我の影響でラクロスに転向し、そのままチームの重要なポジションを務めることになりました。

現在はスポーツとお笑いの両方で活動しており、ラクロスで培った精神力や集中力が活かされているといえます。

このようにラクロスは意外にもさまざまな分野で活躍する有名人の経歴の一部となっています。

有名人が関わることで認知度が高まり、今後さらに競技の普及が進むことが期待されます。

ラクロスの棒の名前はなに?

ラクロスの棒の名前はなに?

イメージ画像:チヨコスポーツ

ラクロスで使用される棒の正式名称は「クロス(Crosse)」と呼ばれます。

この名称は17世紀に北米先住民族のラクロスを見たフランス人宣教師ジャン・ド・ブレブフが、修道士が持つ杖(Crosse)に形が似ていたことから名付けたとされています。

クロスはラクロスにおいて最も重要な道具であり、選手のポジションやプレースタイルによって異なる種類が使用されます。

クロスの種類

ラクロスのクロスには大きく分けて「ショートクロス」「ロングクロス」「ゴーリークロス」の3種類があります。

ショートクロス

フィールドプレイヤーが使用する一般的なクロスで、長さは約101.6cm~106.68cmです。

攻撃やミッドフィルダーの選手が主に使い、ボールを扱いやすくするための設計がされています。

スティックの先端にあるヘッド部分の網(ネット)でボールをキャッチし、パスやシュートを行います。

ロングクロス

ディフェンダーが使用するクロスで、長さは約132.08cm~182.88cmと長めに作られています。

長いスティックを活かして相手のボールを奪ったり、パスをカットしたりするのに適しています。

ただし、扱いが難しく、初心者には使いこなすのが難しい道具でもあります。

ゴーリークロス

ゴールキーパーが使用する特別なクロスです。

全長は101.6cm~182.88cmの範囲で、ヘッド部分のネットが大きく作られているのが特徴です。

これは、相手のシュートを効果的にブロックしやすくするための設計です。

シュートのスピードが時速150kmを超えることもあるため、ゴーリークロスは防御力を最大限に高める重要な役割を持っています。

クロスの素材とルール

クロスのシャフト(持ち手部分)は木製、アルミニウム、カーボンファイバーなど、さまざまな素材で作られています。

一方で、ヘッド部分はプラスチック製が一般的です。

日本ラクロス協会のルールでは、スティックの構造やネットの深さに規定があり、不正なカスタマイズが禁止されています。

特にネットの深さが適正でないと、ボールが出にくくなり試合の公平性を損なうため、厳しくチェックされます。

ラクロス発祥の国と世界の競技事情

  • ラクロスの本場はどこ?人気な国を紹介
  • 日本の世界ランキングと国際大会での成績
  • 日本代表メンバーと最新の選手情報
  • 2028年ロサンゼルス五輪にラクロスが採用決定

ラクロスの本場はどこ?人気な国を紹介

ラクロスの本場はどこ?人気な国を紹介

イメージ画像:チヨコスポーツ

ラクロスの本場といわれる国は特に競技人口が多く、競技レベルが高いのはアメリカとカナダです。

これらの国ではプロリーグが存在し、国際大会でも上位に入ることが多くなっています。

人気な国

ラクロスが人気な国を紹介します。

  • アメリカ
    競技人口約80万人。
    特に大学スポーツとしての人気が高く、高校生からプロレベルまで幅広い選手層が存在します。
    ナショナル・ラクロス・リーグ(NLL)やメジャーリーグ・ラクロス(MLL)などのプロリーグも運営されています。
  • カナダ
    ラクロスの発祥国であり、特にボックスラクロスが非常に人気です。
    カナダとアメリカは競技レベルが非常に高く、世界大会で常に優勝争いをしています。
  • オーストラリア
    フィールドラクロスを中心に競技が行われており、世界選手権でも安定した成績を残しています。
    国内リーグも存在し、ラクロスの競技文化が根付いています。
  • イギリス
    特に女子ラクロスの人気が高く、多くの学校で競技が行われています。
    女子ラクロスの歴史が長く、世界大会でも上位にランクインすることが多い国です。
    また、国内リーグも盛んで、ラクロスの発展が進んでいます。
  • 日本
    ラクロスは1986年に導入された比較的新しいスポーツですが、世界大会への出場経験も増え、国際舞台での実力を高めています。
    2023年の世界選手権では男子代表が5位に入るなど、近年の成長が顕著です。

日本の世界ランキングと国際大会での成績

ラクロス日本代表の世界ランキングと国際大会での成績

イメージ画像:チヨコスポーツ

日本のラクロスは、1986年の競技導入以来、国際大会で着実に成績を向上させてきました。

特に男子・女子ともに世界大会での順位を徐々に上げ、国際的な評価を高めています。

日本男子代表の世界ランキングと成績

日本男子ラクロス代表は、1994年に初めて世界選手権に出場しました。

その後、国際舞台での経験を積みながら成績を向上させ、2023年には世界選手権で5位に入賞しました。

日本男子代表の主な成績は以下の通りです

  • 1994年(イングランド大会):6位(初出場)
  • 1998年(アメリカ大会):8位
  • 2002年(オーストラリア大会):5位
  • 2006年(カナダ大会):6位
  • 2014年(アメリカ大会):8位
  • 2023年(アメリカ大会):5位

2023年の世界選手権では30カ国中5位となり、日本は次回2027年大会での「Pool A」入りを確定させました。

「Pool A」は世界の強豪チームが集まる上位グループです。

日本女子代表の世界ランキングと成績

女子ラクロス代表も1993年の初出場以来、世界選手権で着実に結果を残してきました。

2022年大会では5位に入賞し、2026年大会での「Pool A」入りを決めています。

日本女子代表の主な成績は以下の通りです。

  • 1993年(初出場):9位
  • 2001年:7位
  • 2009年:6位
  • 2017年:7位
  • 2022年(アメリカ大会):5位(過去最高)

特に近年の女子ラクロスはスピードや戦術面での強化が進み、上位国との対戦でも競り合う試合が増えています。

日本代表メンバーと最新の選手情報

日本ラクロス代表は毎年の選考会や強化合宿を通じて選手が選ばれ、国際大会に向けて準備を進めています。

2025年の日本代表メンバーは以下のように決定しており、2026年の世界大会大陸予選に出場予定です。

2025年男子日本代表メンバー(抜粋)

  • ゴールキーパー(G)
    • 鶴田拓巳(Vikings)
    • 藤井凱章(Stealers)
  • フェイスオフ(FO)
    • 千葉直人(Vikings)
    • 戸崎友博(ACL)
  • ディフェンダー(DF)
    • 佐川尽(Falcons)
    • 立松侑悟(ACL)
    • 野澤想大(早稲田大学)
    • 三浦和輝(ACL)
  • ミッドフィルダー(MF)
    • 小山大輔(Falcons)
    • 齊藤昭輝(Stealers)
    • 高島遊(Grizzlies)
  • アタッカー(AT)
    • 乘田英樹(Grizzlies)
    • 守田樹(Falcons)
    • 黒田健志郎(Falcons)

日本男子代表は2027年の世界選手権で「Pool A」に入るため、さらなる強化が求められています。

特に、守備面での強化とシュート精度の向上がカギとなるでしょう。

2025年女子日本代表メンバー(抜粋)

  • アタッカー(AT)
    • 青山莉子(AOYAMA RIKO)
    • 秋山美里(AKIYAMA MIRI)
    • 水野文萌(MIZUNO AYAME)
  • ミッドフィルダー(MF)
    • 井上果歩(INOUE KAHO)
    • 河合寧々(KAWAI NENE)
    • 田中希実(TANAKA NOZOMI)
  • ディフェンダー(DF)
    • 甲斐詩織(KAI SHIORI)
    • 小林遥佳(KOBAYASHI HARUKA)
    • 田村葵(TAMURA AOI)
  • ゴールキーパー(G)
    • 内田妃那(UCHIDA HINA)
    • 齊藤彩(SAITO AYA)

女子日本代表は2026年の世界大会「Pool A」に出場することが決まっており、さらなる成績向上が期待されています。

特にスピードを活かした攻撃と、組織的なディフェンスが重要な戦略となるでしょう。

日本代表の強化方針

代表チームの強化には、海外リーグとの試合経験の積み重ねが不可欠です。

特にアメリカやカナダのトップレベルの選手と対戦することで、戦術やフィジカルの強化が進むと考えられています。

また、若手選手の育成も重要であり、大学ラクロスからの選手輩出が今後の日本代表の成長に大きく影響するでしょう。

今後の注目ポイント

  • 2026年の世界大会での「Pool A」戦
    • 男子・女子ともに上位チームと戦う貴重な機会となるため、経験値を高める場としても重要です。
  • 2028年のロサンゼルス五輪
    • 6人制ラクロス(SIXES)が正式種目として採用され、日本代表も出場を目指しています。

これからの日本代表の活躍に注目が集まる中、選手たちがどのように成長し、世界の強豪国と競い合うのかが見どころとなります。

ファンとしては、今後の試合や国際大会の結果に注目し、応援していきたいところです。

2028年ロサンゼルス五輪にラクロスが採用決定

2028年ロサンゼルス五輪にラクロスが採用決定

イメージ画像:チヨコスポーツ

2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックで、ラクロスが正式種目として採用されることが決まりました。

これはラクロス界にとって歴史的な出来事であり、競技の世界的な普及と成長にとって大きな意味を持ちます。

特にこれまでオリンピックでの採用を目指していたワールドラクロス(国際ラクロス連盟)にとっては、長年の努力が実を結んだ形となりました。

ラクロスのオリンピック競技復帰の背景

ラクロスは過去に1904年と1908年のオリンピックで正式種目として採用された歴史があります。

しかし、その後は公開競技として数回行われたものの、正式種目としての定着は実現しませんでした。

今回の採用決定に至った背景には、以下のような要因が挙げられます。

  1. 競技のグローバル化
    • 近年、ラクロスはアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスを中心に、アジアやヨーロッパでも競技人口が増加しています。
      特に、日本や中国、韓国といったアジア圏の国々でも競技レベルが向上し、世界的な広がりを見せています。
  2. IOC(国際オリンピック委員会)の方針
    • 近年のオリンピックでは若年層に人気のあるスポーツやスピーディーで観客を惹きつける競技が重視される傾向にあります。
      ラクロスはそのダイナミックな試合展開と戦略性の高さから、視聴者を楽しませる要素を持つスポーツとして注目されました。
  3. SIXES(6人制ラクロス)の導入
    • 2028年大会では従来の10人制ではなく、「SIXES(シクシーズ)」と呼ばれる6人制ラクロスが採用されます。
      このフォーマットは試合時間が短く、よりスピーディーな展開となるため、オリンピック向きの競技形式として認められました。

SIXES(6人制ラクロス)とは?

オリンピックに向けて導入されたSIXESは、従来のフィールドラクロスとは異なります。

よりシンプルかつスピーディーなルールが特徴です。

SIXESの主なルール

  • 試合形式:6対6(フィールドプレーヤー5人+ゴールキーパー1人)
  • フィールドサイズ:70m × 36m(通常のフィールドより小さい)
  • 試合時間:8分×4クォーター(従来の15分×4クォーターより短い)
  • ショットクロック:30秒以内にシュートを打つ必要がある

このルールにより試合はよりテンポが速くなり、観客にとってもわかりやすく、エキサイティングなものとなでしょう。

日本代表のオリンピック出場の可能性

2028年のロサンゼルス五輪に向けて、日本代表も出場を目指しています。

男子は2023年の世界選手権で5位、女子は2022年の世界選手権で5位にランクインしており、いずれも上位国と競り合える実力を持っています。

オリンピックへの出場枠はまだ確定していませんが、SIXESの競技が正式採用されたことで、日本が出場できる可能性は十分にあります。

特に、アジア圏のラクロス競技国が増えていることから、大陸予選の結果が重要なポイントとなるでしょう。

ラクロスのオリンピック採用がもたらす影響

オリンピック競技としての採用は、ラクロスの普及と競技人口の増加に大きな影響を与えると考えられます。

  1. 競技人口の増加
    • 特にこれまでラクロスがあまり知られていなかった国や地域での認知度向上が期待されます。
      日本でも、ジュニア世代への普及活動が活発になる可能性があります。
  2. プロリーグの発展
    • アメリカのPLL(プレミア・ラクロス・リーグ)などのプロリーグの人気が高まり、選手のキャリアパスが広がることが予想されます。
  3. 企業スポンサーの増加
    • オリンピック採用により、ラクロスへのスポンサーシップやメディアの注目が増え、競技の運営資金が向上する可能性があります。

ラクロス発祥の国と日本への普及の歩み

ポイントをまとめます。

  • ラクロスの発祥は北米先住民族による戦闘訓練や宗教儀式に由来する
  • 12世紀には数百人規模で行われる競技として存在していた
  • 17世紀にフランス人宣教師が「ラクロス」と命名し、スポーツ化が進んだ
  • 19世紀にカナダでルールが整備され、国技として認められた
  • 欧米を中心に普及し、現在は世界60万人以上の競技人口を持つ
  • 日本には1986年に慶應義塾大学を中心に導入された
  • 1987年に日本ラクロス協会(JLA)が設立され、公式戦が始まった
  • 日本の競技人口は約1万7千人に成長し、大学生が主体となっている
  • 日本代表は1994年の世界選手権に初出場し、以降着実に成績を伸ばしている
  • 2023年の男子世界選手権では5位に入り、「Pool A」入りを決定した
  • 日本女子代表も2022年の世界選手権で5位に入り、強豪国の仲間入りを果たした
  • ラクロス経験者には岩田剛典(EXILE)、ゆいP(おかずクラブ)などがいる
  • ラクロスで使用する棒は「クロス(Crosse)」と呼ばれ、3種類に分類される
  • 2028年のロサンゼルス五輪では6人制ラクロス(SIXES)が正式種目として採用される
  • 日本代表の強化が進んでおり、五輪出場とさらなる競技普及が期待されている
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