アシックスのバッシュの洗い方完全ガイド|臭い・黄ばみの落とし方

バスケットボールをプレーするうえでバッシュの存在は欠かせません。
しかし、長時間使用すると臭いや黄ばみが気になり、清潔に保つのが難しくなることもあります。
「アシックスのバッシュの洗い方」を知りたいと考えている人の中には、「バッシュは洗ったらダメですか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、アシックスのバッシュは素材によって洗い方が異なり、適切な方法で手入れをすれば長持ちさせることが可能です。
本記事では「バッシュはなぜ臭いのでしょうか?」という疑問に答えながら、「臭いを取る洗い方」や「黄ばみを取る洗い方」を詳しく解説します。
バッシュを清潔に保ち、快適にプレーするための正しいケア方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
- バッシュの臭いや黄ばみの原因と対策方法
- アシックスのバッシュを正しく洗う方法と注意点
- 素材別の手入れ方法と洗濯の可否
- バッシュを長持ちさせるためのケアや保管のコツ
臭いと黄ばみが気になるアシックスバッシュの洗い方
- バッシュはなぜ臭いのでしょうか?
- 臭いを取る洗い方と対策
- 黄ばみを取る洗い方
- バッシュの裏を綺麗にする方法
- 靴紐の洗い方
バッシュはなぜ臭いのでしょうか?

イメージ画像:チヨコスポーツ
バッシュの臭いは、主に汗と雑菌の繁殖によって発生します。
バスケットボールは激しく動くスポーツのため、足に大量の汗をかきます。
その汗がバッシュの内部に染み込み、湿気がこもることで雑菌が増殖しやすくなります。
汗自体は無臭ですが皮脂や角質と混ざることで雑菌の栄養源となり、臭いの原因となる成分を作り出します。
特に「イソ吉草酸」などの物質が発生すると、不快な臭いにつながります。
バクテリアは高温多湿を好むため、バッシュ内部は雑菌の繁殖に理想的な環境となってしまいます。
加えて、バッシュを履き続けることで湿気がこもり、適切な乾燥をしないと臭いが強くなることがあります。
特にインソール(中敷き)や靴下に汗が染み込んだまま放置すると、臭いが蓄積されやすくなるため注意が必要です。
普段からこまめに手入れをし、適切なケアを行うことで、バッシュの臭いの発生を効果的に抑えることができます。
臭いを取る洗い方と対策

イメージ画像:チヨコスポーツ
バッシュの臭いを取るには雑菌の繁殖を抑え、シューズ内部の湿気をしっかり取り除くことが重要です。
特に、汗や皮脂が溜まりやすいインソールや靴の内部を清潔に保つことがポイントになります。
日常的なケア
- 使用後の乾燥
使用後はすぐにインソールを取り外し、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
そのまま放置すると湿気がこもり、雑菌が繁殖しやすくなります。 - 通気性の良い靴下着用
練習中の汗で湿気がこもるので、通気性の良い靴下で汗を蒸発させやすくしましょう。 - 乾燥剤の活用
乾燥剤や新聞紙を靴の中に入れておくと、湿気を効果的に吸収できます。 - 重曹の使用
重曹には消臭効果と吸湿作用があります。
不要な靴下やお茶パックに重曹を入れ、バッシュの中に一晩入れておくだけで臭いが軽減されます。 - 10円玉の活用
銅イオンの抗菌作用を利用し、10円玉を靴の中に入れておくのも効果的です。 - ローテーション使用
同じバッシュを履き続けると雑菌が繁殖しやすくなります。
毎日違うバッシュを履いて休ませると、雑菌が少なくなり臭いの軽減に効果があります。
どうしても臭いが気になるときに水洗い
一般的に型崩れをするのでバッシュの水洗いは厳禁とされていますが、どうしても臭いが気になる場合は水洗いを検討しましょう。
アシックスの公式サイトでもシューズの水洗い方法が紹介されており、合成繊維・天然繊維+人工皮革の場合は水洗いが可能とされています。
ゲルフープを例に素材を紹介しますと、合成繊維・合成樹脂・人工皮革なので水洗い可能と判断できます。

出典:アシックス公式サイト「ゲルフープ商品ページ」
ただし、天然皮革のバッシュは素材を傷める原因となるので水洗い非推奨です。
自分の履いているバッシュの素材がなにか調べてから水洗いするようにしましょう。
具体的な手順を紹介します。
- 靴紐を外します
- 埃をはらい落します
- シューシャンプーを使って水洗いします
バッシュを水またはぬるま湯につけ、スポンジなどでシューシャンプーを泡立てて洗います。
長時間シューシャンプーをつけたままにすると色落ちなどの原因となりますので、素早く済ませてよくすすぎ洗いをしてください。 - 日陰干しでしっかりと乾かします
水切りを行い、形を整えたら風通しの良い日陰で乾燥させます。
ドライヤーなどで急激に熱を加えることは、変形の原因となりますのでやめてください。
※ブラシで洗う場合は、強くこすると傷になる恐れがありますので、円を描くように優しく洗うようにしてください
黄ばみを取る洗い方

イメージ画像:チヨコスポーツ
バッシュの黄ばみは汗や汚れによる酸化、紫外線による劣化が主な原因です。
特に白いバッシュは黄ばみが目立ちやすいため、適切な方法で汚れを落とすことが大切です。
まず、軽い黄ばみであれば重曹を使った方法が有効です。
ぬるま湯に重曹を溶かし、柔らかいブラシやスポンジで黄ばんだ部分を優しくこすります。
その後、水でしっかり洗い流し、風通しの良い日陰で乾かしましょう。
直射日光に当てると、黄ばみが悪化する可能性があるため注意が必要です。
また、酸素系漂白剤を使用すると、より効果的に黄ばみを落とすことができます。
ただし、素材によっては変色やダメージを与えることがあるため、目立たない部分で試してから使用するのがおすすめです。
黄ばみを防ぐためには、バッシュを清潔に保ち、使用後はこまめに汚れを拭き取ることが大切です。
特に、汗をかいた後はすぐに乾燥させ、汚れが蓄積しないように心がけましょう。
バッシュの裏を綺麗にする方法

イメージ画像:チヨコスポーツ
バッシュのアウトソール(靴底)は、プレー中のグリップ力を維持するためにも定期的に綺麗にすることが大切です。
アウトソールに汚れがこびりついていると、滑りやすくなり、プレーに影響を及ぼすことがあります。
また、細かいゴミやホコリが溜まることで劣化が進みやすくなるため、適切な手入れを行いましょう。
清掃手順
- まず、乾いた布やブラシを使って、表面の土やホコリを落とします。
特に、溝に入り込んだ細かいゴミは歯ブラシや爪楊枝を使うと簡単に取り除くことができます。
この段階でできるだけ汚れを落としておくことで、次の洗浄作業がスムーズになります。 - 次に、中性洗剤やシューズ専用クリーナーを使って洗浄しましょう。
シューズメーカーが推奨するクリーナーがある場合は、それを使用するのが最適です。
ぬるま湯に少量の洗剤を加え、柔らかいブラシで優しくこすります。
力を入れすぎるとソールが傷つくことがあるため、丁寧に磨くことがポイントです。
汚れがひどい場合は、洗剤をつけた状態で少し時間を置くと、汚れが浮き上がりやすくなります。 - 洗い終わったらしっかりと水で洗剤を洗い流し、乾いた布で水分を拭き取ります。
その後、風通しの良い日陰で完全に乾燥させましょう。
直射日光に当てると、ソールのゴムが劣化しやすくなるため注意が必要です。
室内で乾燥させる場合は、エアコンの風や扇風機を使用すると効果的です。
追加のケア
さらに、汚れが付きにくくなるように防汚スプレーを吹きかけておくのもおすすめです。
ただし、製品によってはアウトソールの素材に影響を与える可能性があるため、使用前にメーカーの推奨事項を確認することをお勧めします。
アウトソールを綺麗な状態に保つことで、グリップ力を維持し、安全にプレーすることができます。
プレー頻度に応じて定期的な手入れを行いましょう。
例えば、週5回程度プレーする場合は、月に1回のクリーニングを目安にするとよいでしょう。
普段からこまめにチェックし、定期的に手入れを行うことで、バッシュの性能と寿命を最大限に引き出すことができます。
B1リーグ、アルバルク東京の安藤周人選手はアウトソールをこのように磨いています。
プロ選手になるためには道具を大切にすることも大事ですね。
@alvark_tokyo 仕事道具であるバッシュをキレイに👟✨ 汚れたから捨てる、ではなく、キレイに磨けばまだまだ使える! 仕事道具だけでなく、物を大切に使いましょう🙌🏻 #安藤周人 #SDGs #カーボンニュートラルアクション #adidas #物は大切に #バッシュ ♬ やってみよう – WANIMA
靴紐の洗い方
バッシュの靴紐は、見た目の清潔感を保つだけでなく、シューズのフィット感を維持するためにも定期的に洗うことが大切です。
特に、汗や汚れが染み込んだままにしておくと、雑菌が繁殖し、臭いや劣化の原因になります。
靴紐の材質や汚れの程度に応じた適切な洗い方を知り、長持ちさせましょう。
洗い方の手順
- 準備
- 靴紐をバッシュから外し、表面のホコリや汚れを軽く払い落とします。
乾いた布やブラシを使うと、後の洗浄がしやすくなります。
- 靴紐をバッシュから外し、表面のホコリや汚れを軽く払い落とします。
- 洗浄方法の選択
- 軽度の汚れの場合:洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うこともできます。
- 中程度から重度の汚れの場合:手洗いが効果的です。
- 手洗いの場合
- ぬるま湯に中性洗剤や靴専用クリーナーを溶かし、靴紐を15〜30分程度浸け置きします。
- 汚れがひどい場合は、もみ洗いで染み込んだ汚れを出すように洗います。
- すすぎと乾燥
- 洗剤をしっかりすすぎ落とし、乾いたタオルで水気を拭き取ります。
- 風通しの良い日陰で乾燥させます。直射日光は避けてください。
- 乾燥には通常12〜24時間程度かかります。
追加のケア
- 汚れが落ちにくい場合は、酸素系漂白剤を薄めた水に靴紐を浸けるのも一つの方法です。
ただし、素材によっては色落ちのリスクがあるため、使用前に確認することをおすすめします。 - 靴紐の材質(綿、ポリエステル、ナイロンなど)によって適切な洗い方が異なる場合があります。
材質に応じた洗い方を確認しましょう。 - 洗っても汚れが落ちない場合や劣化が進んでいる場合は、靴紐の交換を検討しましょう。
- 洗濯中や乾燥中にバッシュを使用できるよう、予備の靴紐を用意しておくと便利です。
普段から靴紐を清潔に保つことで、バッシュ全体の清潔感を向上させるだけでなく、耐久性も維持できます。
定期的な手入れを習慣にし、バスケットボールシューズを最適な状態で使い続けましょう。
アシックスのバッシュの洗い方と疑問点
- バッシュは洗ったらダメですか?
- バッシュの中敷は洗ってもいいですか?
- バッシュの洗濯機洗いについて
バッシュは洗ったらダメですか?

イメージ画像:チヨコスポーツ
前述したようにバッシュは洗うことができますが、素材や洗い方によっては劣化や型崩れの原因になるため注意が必要です。
適切な方法で洗うことで、シューズの寿命を延ばし、パフォーマンスを維持することができます。
素材別の洗い方
- 天然皮革
- 水洗いは適していません。
専用のクリーナーで手入れするのが望ましいです。
- 水洗いは適していません。
- 合成皮革(人工皮革)
- 湿らせた布で拭き取るか、必要に応じて中性洗剤を使用した軽い手洗いが可能です。
- 合成繊維やメッシュ素材
- 適切な方法であれば洗うことが可能です。
詳しい手順は前述の臭いや黄ばみを取る洗い方を参照してください。
バッシュの中敷きは洗ってもいいですか?
通常のスニーカーであれば、中敷きはサイズ調整のために入れることがありますね。
一方でバッシュの中敷きは、激しい動きのプレーをサポートするために重要な役割を果たす構造をしています。
- 着地の衝撃を和らげる
- かかとや土踏まずのフィット感を向上させる
- しなる反発力を使って素早い動きに対応できる
このような中敷きの効果は足にしっかりとフィットしているからこそ発揮可能です。
しかし、水洗いをすると水を吸収してしまい、縮みや型崩れを起こす恐れがあります。
そうすると、プレーをサポートする本来の機能を果たすことができなくなるでしょう。
バスケットのような激しい動きのスポーツを毎日する場合は、3~6カ月くらいが中敷きの寿命です。
中敷きは消耗品と考え、臭いや劣化が見られた場合は取り換えを検討しましょう。
バッシュの中敷きは特に汗が染み込みやすい部分です。
バッシュと同様に毎日のケアで清潔に保つことが、臭いを抑えるために重要になります。
使用後はバッシュから取り外して干し、しっかりと乾燥させるようにしましょう。
バッシュの洗濯機洗いについて
バッシュの中には洗濯機で洗えるものもありますが、すべてのモデルが対応しているわけではありません。
特に天然皮革を使用したバッシュや接着剤が多く使われているモデルは、水や洗濯機の回転によるダメージを受けやすいため、手洗いを推奨します。
一方で、合成繊維やメッシュ素材を主に使用しているバッシュは、洗濯機で洗うことが可能な場合があります。
ただし、メーカーの指示に従うことが重要です。
洗濯機で洗えるかどうかを確認するには、購入時のタグやメーカーの公式サイトの説明をチェックするとよいでしょう。
また、洗濯機対応のバッシュでも適切な方法で洗わないと劣化しやすくなるため、いくつかのポイントに注意が必要です。
洗濯機での洗い方
- シューズ専用の洗濯ネットに入れることが必須です。
これにより、洗濯槽やバッシュ本体へのダメージを軽減できます。 - 洗濯機の設定は「弱水流モード」や「手洗いコース」を選び、できるだけ優しく洗います。
- 水温は冷水または30度以下のぬるま湯を使用します。
- 洗剤は中性洗剤を使用し、漂白剤や柔軟剤は避けましょう。
これらの成分はバッシュの素材にダメージを与え、劣化を早める原因になります。 - 脱水は強くかけすぎないようにします。
洗濯後の乾燥方法
- 洗濯後はすぐに取り出してタオルで軽く水気を拭き取ります。
- 風通しの良い日陰で乾燥させることで、型崩れや黄ばみを防ぐことができます。
- 新聞紙を詰めて形を整えながら乾燥させると、より効果的です。
- 乾燥機の使用は避け、直射日光にも当てないよう注意しましょう。
洗濯機での洗浄は便利ですが、頻繁に行うとバッシュの寿命を縮める可能性があるため、日常的な手入れも重要です。
使用後はこまめに汚れを拭き取り、インソールを取り外して乾燥させることで、清潔な状態を保つことができます。
また、柔らかいブラシで表面の汚れを落としたり、専用のクリーナーを使用したりすることで、洗濯の頻度を減らすことができます。
これらの方法を適切に組み合わせることで、バッシュを長く清潔に保つことができるでしょう。
臭いや黄ばみが気になるアシックスのバッシュの洗い方を総括
- バッシュの臭いは汗と雑菌の繁殖が主な原因
- 臭い対策にはインソールの乾燥と通気性の確保が重要
- 乾燥剤や重曹を活用すると臭い軽減に効果的
- 10円玉を入れることで抗菌作用が期待できる
- バッシュのローテーション使用で臭いの発生を抑えられる
- 水洗い可能なバッシュは素材を確認してから行う
- 水洗い時はシューシャンプーを使用し、日陰干しする
- 黄ばみは酸化や紫外線による劣化が原因
- 重曹や酸素系漂白剤で黄ばみを落とすのに効果がある
- バッシュの裏はブラシと中性洗剤で優しく洗う
- 靴紐は外して手洗いし、陰干しで乾燥させる
- 天然皮革のバッシュは水洗いせず専用クリーナーを使う
- バッシュの中敷きは水洗いを避け、乾燥を徹底して臭い対策する
- 合成繊維やメッシュ素材のバッシュは洗濯機で洗える場合がある
- 使用後の毎日のケアがバッシュの寿命を延ばすポイント